セックスにまつわるエトセトラ

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2)嫌悪感の麻痺説


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さて、女性のオーガズムはなぜ存在すると考えられているのか、2回目に紹介する説は、「オーガズムによって『性行為』に対する女性の嫌悪感が麻痺する」という説です。


Etc 143この説のコンセプトは「性器の接触や体液の交換は不快なものである。女性はオーガズムによって恍惚とした意識低下状態になるため、嫌悪感が消される」というものです。オーガズムの存在によってセックスが促されるという意味では、「モチベーション説」に似ていますね。

しかしこの説も「モチベーション説」と同様の欠点があります。

まず、受胎能力の高い若い女性ほど「オーガズムによる意識低下」が起こりにくいのです。研究者たちによる調査によると、女性の「オーガズムを感じる能力」は年齢が進むほどに上昇し、妊娠できなくなるような年齢になる頃、ピークに達するのです。

また、多くの「女性のオーガズムが抑制されるような文化圏(例えばアフリカ)」で、出生率が高い理由も説明できません。


オーガズムによって嫌悪感がなくなるというデータもなければ、それによって出生率が上がるというデータもないわけですね。進化の過程で女性のオーガズムが何らかの役割を果たしてきたならば、オーガズムを感じやすい女性ほど子沢山なはずです。しかし、この説ではその矛盾を説明できていません。そういう意味でも、この説は生物学的にはあまり支持されていません。
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1)モチベーション説


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女性のオーガズムにはどのような意味があると考えられているのか?まず初めの説は「モチベーション説」です。


Etc 142これは男性のオーガズムと同じように、女性のオーガズムもセックスの強い動機になっているという考え方です。女性にとっても、オーガズムは繁殖のための行為を魅力的にする「推進装置」として働いているという説明ですね。オーガズムが存在するからセックスを頻繁に行い、繁殖の成功率が上がるというわけです。

しかし、この説には欠点があります。

まず、なぜ女性は男性に比べてオーガズムを得にくいのでしょうか?この説では、それに対する説明はありません。オーガズムが繁殖にとって重要ならば、「オーガズム能力」の高い女性だけが人類の歴史のなかで生き残ってきたはずですが、実際はそうではありません。

また、オーガズムが繁殖の成功率を高めるというならば、オーガズムを得やすい女性が子沢山であるはずですが、そういうデータも一切ありません。

さらにアンケート調査による結果からは、オーガズムを得やすい女性がそうではない女性と比べて高頻度でセックスをするという傾向は全く認められないのです。

つまり、女性にとってオーガズムのあるなしはセックスを行う上ではあまり重要では無いようなのです。というわけで、「モチベーション説」は女性のオーガズムを説明する説としてはあまり重要視されていないようです。
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女性のオーガズムの謎


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女性にはオーガズムがあることは明らかです。それでは、女性のオーガズムにはどのような意味があるのでしょうか?


Etc 79生物学的に、「なぜ女性にオーガズムがあるのか?」という問題については論争が繰り広げられてきました。

男性の場合はオーガズムが存在する意味は明らかです。オーガズムは射精と強く結びついていますから、オーガズムを求めることは「女性とセックスしたい」という強い動機になるのです。つまりは繁殖のためです。進化の過程で必要な能力だったんですね。

一方、女性はそうではありません。女性の場合は、オーガズムや極端なことを言えば快感を感じなくても受胎することができます。実際に、女性の中には一度もオーガズムに至ったことがない人もいます。

1990年代にアメリカで行われた報告では、セックスにより定期的にオーガズムを得ている女性の割合は29%だったそうです。インドでの調査では更に下がり、10~15%の女性しか性交でのオーガズムを得ていないそうです。

とはいえ、女性に「オーガズムを感じる能力」があることは確かです。人間以外の動物では、メスにもオーガズムがあるというハッキリとした証拠は未だに見出されていません。霊長類の一部には、わずかにオーガズムの存在を感じさせるものがありますが、人間の女性ほどはっきりしたものではありません。


女性のオーガズムとは生物学的にどのような意味があるのか?これから数回にわたって「女性のオーガズムの意味」として挙げられている説を紹介します。

オーガズム説へのリンク

1)モチベーション説
2)嫌悪感の麻痺説
3)ジャックポット説
4)男女の絆説
5)優れた男性検知器説
6)女性はもともと乱交好きだった説
7)吸い込み説
8)擬似男性的反応説
女性のオーガズムまとめ


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偽りの禁欲


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イスラム教原理主義者は、きわめて厳格な戒律に従って生活していることが知られています。しかし、彼らの性生活についてはあまり知られていません。今回は原理主義者たちの性生活の一部を紹介しましょう。


Gay greek artアフガン戦争の際、マスコミはアフガニスタン南部のカンダハルを、厳しい戒律を守る原理主義的イスラム教徒らの牙城として報道しました。しかし、実はこのカンダハルは昔から「ホモセクシャルの町」として有名なのだそうです。

カンダハルでは「ハレコン」と呼ばれる男性の相手を務める美少年たちが有名なのだとか。彼らはアイライナーをひき、爪を磨き、夜に備えているそうです。

アフガニスタンでは、男性の約半数は男性あるいはハレコンとセックスを行った経験があると報告されています。

一方で、原理主義者のタリバンは「本物の」同性愛者に対しては石打の刑を行なっているとか。ハレコンや男性との性行為は、「同性愛」とは区別されているのですね。私たちから見ると歪んでいるように感じますが……。


いずれにせよ、ハレコンの存在は宗教により性行動が極端に抑圧された結果のようです。刑務所内での同性愛的行動と同じですね。
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賢者タイム


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ネットのスラングに「賢者タイム」というものがあります。


Etc 159いわゆる、性行為の後の「感情の平均化作用」を表した言葉です。特に男性は、射精してしまうと冷静になってしまうんですね。しかし、これはネット時代になってから発生したアイデアではありません。

オーガズムに関するもっとも有名なラテン語の格言に、
Omne Animal Post Coitum Triste
というものがありますが、これはまさに賢者タイムを表しています。その意味は「すべての動物は、性行為の後に悲しくなる」です。


かの有名な性研究者、アルフレッド・キンゼーはこの格言を古代ローマの医師ガレノスの言葉としています。しかし、本当のところは、この格言の出典は不明だそうです。

いずれにせよ、古代から「賢者タイム」は認識されてきたのですね。最近の研究によって、この「快感の急激な減退による冷静さ」の科学的なメカニズムがわかってきているようです。またそのうち紹介いたします。
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さまざまな性的嗜好


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フェティシズムやマゾヒズムなど、人間には実にさまざまな性的嗜好があります。


Etc 170他にも、マスターベーションやスカトロジー、許されることではありませんが、ペドフィリア、ズーフィリア、ネクロフィリアなどなど……妊娠に結びつかない性癖が多数知られています。

それでは、これらの「繁殖のためにならない」性欲はなぜ存在するのでしょうか?存在する意味があるのでしょうか?


アメリカの心理学者、リチャード・ガードナーによると、「変則的な性行動様式は、社会の性的興奮の水準を高めるため、最終的にはその社会の生殖につながる性行動を促すように働く可能性がある」のだそうです。

変わった性的嗜好の人たちに感化されて、普通の人が性的によりアクティブになるということですね。とはいっても、積極的に人類の繁殖に関与したと考えるのは早計です。

「快楽のための性」はむしろ、人類の歴史において、繁殖と性欲が切り離された結果たまたま生じたもので、繁殖という目的に反するものではなかったため自然によって淘汰されなかったにすぎない、というべきものなのだそうです。


人間は「想像」でセックスができる唯一の動物ですから、さまざまなイマジネーションと性欲が結びついて、想像を超える性癖が生まれるのでしょうね。
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偉人たちの「性欲」観


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ミシェル・ド・モンテーニュ


Michel de Montaigne16世紀ルネサンス期のフランスを代表する哲学者。「エセー」であまりにも有名。


全世界の動きは交合を目指す。全ては交合への欲望に貫かれている。これこそ、一切を左右する中心点である。


うーん、生物学的な観点からみると、実に深いですね。「性欲にドライヴされる人間」を的確に表しているようです。

フリードリヒ・ニーチェ


200px Nietzsche1882ドイツの哲学者・古典文献学者。「ツァラトゥストラはかく語りき」など。


ある人間の性欲の程度と性質は、彼の精神の頂点まで及ぶ。


これも、モンテーニュと一緒ですね。理性では抗えない性の衝動の激しさを適切に指摘しています。


アントゥール・ショーペンハウエル


200px Schopenhauer19世紀ドイツの哲学者。


性欲は、最高の頭脳の持ち主でさえもしばしの間混乱させ、政治的交渉の合間にも顔を出すことをはばからず、もっとも貴重な関係をも解消させ、もっとも固い絆をも断ち切らせ、ある時は生命を、あるときは健康を、またあるときは財産や地位や幸福を犠牲にさせる。


とまあ、三者三様で表現の仕方は違いますが、性欲の本質をついていると思います。

生物学的な理解に乏しく、「性欲に溺れることは絶対悪」というキリスト教的価値観が支配的だった時代に、「オーガズムは理性を超える衝動である」ことを指摘しているのはすごいですね。
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年をとるとフェロモンが劣化する?


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「若さと魅力」は切っても切り離せない関係にあります。この度、ミシガン大学の研究により、年をとるほどフェロモンが劣化することが明らかとなりました。……と言ってもこれはショウジョウバエでの話です。


Drosophila melanogaster side aka研究者たちはまず、特殊な観察用のチャンバーに年老いたメスと若いメスをいれました。さらにそのチャンバーにオスを投入し、その行動を観察したところ……オスのハエは「若いメス」に惹かれることが明らかとなりました。また、この結果はオスメス反対にしても同じでした。つまり、メスも「若いオス」に惹かれることがわかったのです。

そこで研究者たちは、ハエのフェロモンを化学的に抽出し、ハエが年をとるにしたがって、その分泌パターンに違いが見られるかどうかを調べました。

その結果、「クチクラ炭化水素」と呼ばれるフェロモン群は、年をとるほどにその分泌パターンに変化が生じることがわかったのです。

最後に、メスのハエからフェロモンを取り除き、そこに若いハエあるいは年老いたハエから抽出したフェロモンを添加してオスがどちらに惹かれるか観察しました。その結果、オスは「若いフェロモン」をふりかけられたハエに惹かれることがわかりました。


年を重ねるとフェロモンのパターンが変わり、若いフェロモンほど好まれる……ハエは敏感にフェロモンにコントロールされているんですね。人間の場合も「若さ」が魅力であることは確かですし、あたかもフェロモンを出しているような魅力的な人もいます。

しかし、ヒトのフェロモンは発見されていませんし、人間の「魅力」の基準はもっと複雑です。ハエと違って、あの手この手でアピールできるだけ幸せですね。
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愛液というカクテル


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女性の性器に分泌される粘液を一般に「愛液」と言います。しかし、愛液は膣から分泌されるものだけではありません。今日はその愛液がどこから分泌されるかの話です。


Etc 141愛液を構成する液は実にさまざまな場所から分泌されます。

もっとも多いのが子宮頸から流れ出る粘液です。これは子宮や卵管からの液と合流して膣粘液の大部分を構成します。ほかにも、以前紹介した膣口付近で分泌される、バルトリン腺液やスキーン腺液がそれに混ざります。

さらには、小陰唇にある汗腺や皮脂腺、また「陰唇の間にある腺」からの分泌液も加わります。ちなみに、その陰唇の間にある腺からの分泌液がどのようなものか、まったくわかっていないそうです。

これらの液についての研究はほとんどなされていないようですが、その粘液の中には実にたくさんの成分が含まれていることはわかっています。

糖やタンパク質、細菌、抗体、抗生物質、免疫抗体、酵素などなど。これらは女性器を細菌感染から守り、炎症を抑えたり傷の修復を行う役割があるとされています。しかも、女性の生理周期や状態によってそのカクテルの組成も変えられているとか。


愛液は女性器の健康のために非常に重要な働きをしているんですね。
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中国の性愛指南書「玉房秘決」


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漢方発祥の地、中国ですが、セックスについても独特の思想が発達したようです。1000年以上前の中国の「玉房秘決」にも、セックスと医術について記されています。今回はその内容を簡単に紹介しましょう。内容はズバリ、セックスによる病気の治療です。


Etc 2

1)男の精力を強化し、女性の月経過多を治す方法

女性は横向きに寝て、足を広げる。男性も横になり挿入し、18回突く。1日に2回づつ行うと15日で治癒する。

2)気を和ませる方法

女性は仰向きに寝て枕を高くする。両足は伸ばして広げる。その状態で男性は挿入し27回突く。1日に3回行う。これを20日繰り返すと治癒する。

3)内蔵の調子を良くする方法

女性は横向きに寝て、足を折り曲げる。男は横向きに寝て女性を抱きしめ、女性に対して90度の角度でペニスを挿入する。36回突く。1日に4回行う。これを20日繰り返すと治癒する。

4)男性の骨と関節を整え、女性の閉血を治す方法

女性は仰向けに寝る。左膝を折り曲げ、右足は伸ばす。その状態で男性は挿入し、「直角を保って」45回突く。1日に5回行う。これを10日繰り返すと治癒する。

5)血行を良くして月経困難を治す方法

女性は横向きに寝る。右膝は折り曲げ、左足は伸ばす。男は手をついて挿入し54回突く。1日に6回行う。これを20日繰り返すと治癒する。

6)血液を蓄え、女性の月経不順を治し、男性を力強くする方法

男性が仰向けに寝る。騎乗位の形で挿入する。男性は女性を上下させて63回突く。1日に7回行う。これを10日繰り返すと治癒する。

7)体液と骨髄を整える方法

女性はうつぶせに寝て尻をあげる。男性は背後から挿入し、72回突く。

8)特に男性の骨を強化し、女性の悪臭を治す方法

女性は仰向けに寝る。足は折り曲げ、尻の下にたたむ。男性は両腿を開いて女性の上から挿入し、80回突く。1日に9回行う。これを9日繰り返すと治癒する。


うーん。一回一回の性交はソフトですが、日になんども繰り返すのはちょっと大変そうですね。このような生活ができれば、パートナーとの関係はとても良いものになりそうですが。もちろん、効果については保証しません。
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アフリカでの理想のヴァギナ


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女性のヴァギナは口やほかの開口部とおなじく、体内につづく通り道になる器官です。


Etc 123当然、病原体の侵入経路にもなりますから、粘液によってそれを阻止しています。口が唾液によって粘膜や歯を保護しているのと同じですね。しかし、その粘液(愛液)は性行為の最中には潤滑液として働かなかければなりません。

そのような大切な役割をもつ「愛液」ですが、「下り物」などと汚いものとして蔑まれることがあります。不潔なものだとの考え方も世の中にはあるのです。

アフリカ中央部から南部にかけてのいくつかの国々では、男性にとって「乾いたヴァギナ」が理想とされているそうです。

女性はこの男性の要求にこたえるために、塩と薬草からつくった「薬」をつかい「乾いたヴァギナ」を仕立てるとか。ジンバブエの調査では、85%もの女性がこの「薬」を利用したことがあるとわかりました。

しかし、愛液はヴァギナを保護する役割がありますから、乾いた状態でセックスをすれば膣が傷ついてしまうことは明らかです。そしてそれは性感染症のリスクを高めます。


ジンバブエではHIVの感染率が非常に高いことが知られていますが、その原因の一端はこのような誤った男性の認識にあるのかも知れませんね。
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新たな性感帯「O-spot」?


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2012年1月17日、アメリカの医師らがある衝撃的なプレスリリースを行いました。


それは、「患者の血液(血小板)から取り出した『増殖因子』を膣内上壁にある『O-spot』に注射することにより、患者の性感を大きく向上させる」という新しい技術についての報告です。

Injectionこの「O-Shot™(Orgasm Shot™)」と名付けられた新技術について話すために、まず、出てきた専門用語を整理してみましょう。


1)増殖因子

まずひとつは、「増殖因子」について。これは細胞に情報を伝える働きをもつペプチドタンパク質です。ある種の増殖因子は、流行りの「iPS細胞」の培養などにもよく使われています。コレを患者の血液から抽出したことが、まずポイントの一つです。

2)O-spot

次に「O-spot」ですが、これは発表した研究者らによると「『G-spot』とは明らかに違う膣上壁にある明確な性感帯」だそうです。


「増殖因子」を「性感帯」に注入することによって性感帯を肥大化させる……それが研究者たちのロジックのようですね。一見、合理的なようにも思えますが、これについてはちょっと疑問です。

まず、増殖因子には様々な作用があり、必ずしもすべての細胞を増殖させるわけではありません。受けての細胞によって効果が異なります。身体の一部分に注射したからといって、そこが肥大化するわけではないのです。

また、O-spotという性感帯についても初耳です。現時点では断定できませんが、存在自体がちょっと疑わしいところです。

ですので、この新技術については「疑いの目をもって静観する」というのが一番良さそうです。実際、多くの科学者から批判を浴びているようです。


ちなみに、この研究グループでは、「『G-spot』にコラーゲンを注射することにより一時的に肥大化させ、性感を高める」という「G-shot」という治療?を2002年から行なっていますが、それもまた議論をよんでいます。

このような新技術にはすぐに飛びつくことなく、冷静に対処したいですね。
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睾丸はなぜ外にある?


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ヒトの精巣は陰嚢のなかにあります。ご存知のように、陰嚢は身体の中ではなく外にあります。男性は陰嚢をぶらぶら揺すりながら歩いているわけです。


Img精巣のことを英語では「testis」と呼びます。これはラテン語の「証人」を表す言葉がもとになっているそうです。つまり、生まれた時に精巣のあるなしで性別を判別できるからなんですね。

ヒトのように精巣を陰嚢におさめてぶらぶら歩く動物は、ウシやウマ、ヒツジなどがいますが、すべての動物がそうであるわけではありません。クジラやゾウ、ブタ、さらにはヒトと同じ霊長類のゴリラも、体内あるいは体に密着した場所に睾丸があります。

なぜヒトでは、陰嚢が体内にないのでしょうか?それは、精巣の温度を体温よりも下げることで、多量の精子を生産するのに好都合であるからと言われています。精巣の温度が高くなると、精巣が正常に発達せず(精子が生産されず)、不妊の原因になります。


しかし、精巣が体内にあるような他の動物では、そのような精巣の発達不全はおきません。なぜヒトでは温度を下げなければ精子の形成がおかしくなるように進化したのでしょうか?考えてみれば不思議ですが、それについては全くわからないそうです。

睾丸を体外に持つサルでは力の象徴として睾丸をアピールする行動がみられるそうです。もしかしたらヒトの睾丸にも、ディスプレイの役割があるのかもしれませんね。
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性感はリスクの報酬


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私たち人間を含む動物は、非常に強い衝動につき動かされてセックスをします。その衝動は、理性によるコントロールがきかなくなるほどの強さです。


Etc 173それでは、なぜ、セックスへの衝動はこのように強烈なのでしょうか?なぜ、セックスという行為にこれほどの快楽が伴うのでしょうか?

アメリカの心理学者、ポール・エイブラムソンとスティーブン・ピンカートンらによると、それは「普通の生活はセックスを抑制する方向に働いているから」だそうです。

現代でこそ、私たちは生活を楽しみ、セックスを愉しむ余裕があります。しかし原始時代では、セックスをするということは肉食獣などの敵に無防備な姿をさらすことを意味していたでしょう。食料をさがす時間も削らなければなりません。また、性病や出産のリスクなど、セックスには危険がつきまとっていたはずです。

だからこそ、セックスには強烈な快感が与えられたのだと考えられます。生物が子孫を残すためには、障害をものともせずにセックスパートナーを求めてしまうほどの「ごほうび(性的快楽)」が必要だったのです。


人間の場合、その強いセックスへの衝動が文化や芸術を花開かせた側面もあるのですが、それは又の機会に。
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ケネディ暗殺とセックスの関係?


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オーガズムは強烈な快感です。その快感を求めるがあまり、時にはセックスにより人生を狂わせてしまう人もいます。


Etc 3真偽のほどは定かではありませんが、あの有名なロバート・ケネディ大統領の暗殺にもセックスにまつわる噂話があります。

ケネディ大統領が暗殺当時、腰にコルセットをつけていたことは医師らの証言からも明らかになっています。実際、多くの写真や映像で、彼が背筋をピンと伸ばしている姿が確認できますが、それはコルセットによるものなのだそうです。

事件発生時、まず、ケネディ大統領は一発の銃弾に襲われました。その時点では致命傷ではなかったのですが、コルセットのせいで身を屈めることができませんでした。隠れることもできない大統領は、二発目の凶弾に頭を撃ち抜かれ、命を落としてしまったと言われています。

なぜその日、ケネディ大統領はコルセットを着用していたのでしょうか?聞くところによると、ホワイトハウスでの情事の際に肉離れをおこし、その痛みを抑えるためにやむなくコルセットをつけるはめになったということです。


真実は定かではありませんが、ケネディ大統領はあまりにも大きなものを快楽と引き換えにしてしまったのかもしれませんね。
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ペニス信仰(ファルス崇拝)


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世界各地でペニスを崇拝の対象とする文化が残っています。日本にもたくさんありますね。


Etc 138特に古代では、ペニスの形状は決して不快なものではなく、それを崇拝の象徴とする信仰が多かったそうです。そのような信仰は陽根崇拝(ファルス崇拝)と呼ばれます。西洋文明のルーツである、ギリシャにもペニス信仰がありました。


さて、ギリシャのペニス信仰はどのように生じたのでしょうか?

春になると新たな生命が芽吹きます。古代人は春を、冬に閉ざされていた自然がよみがえり、新しく生まれ変わる季節と考えていました。春の回帰は占星術では「おうし座」に象徴され、星座では「やぎ座」に対応します。

そこで、古代ギリシャ人は、春によみがえる太陽のパワーを「牡牛」あるいは「山羊」に象徴させ、それをペニスの「命の源」のイメージと結びつけ、崇拝の対象としたのです。聖なる動物の身体の一部を対象とする信仰です。

そういう点では、古代ギリシャのペニス信仰は、ヒトのペニスとの直接的な関連はあまりないようですね。
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孤独な中年女性と性感染症


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近年、中高年者の性感染症の罹患率が上昇していることが報告されています。


101妊娠のプレッシャーがなくなると、セックスそのものを楽しめるようになりますし、バイアグラやローションなど、性生活をサポートする条件がととのってきたことも理由にあると考えられます。

一方で、年齢が上昇することによる性感染症へのリスクについて忘れるわけにはいきません。ペンシルバニア看護大学の研究者は、離婚した中年女性のHIV感染や性感染症のリスクについて警鐘をならしています。


まず、そのような状況にある中年女性は、新しいセックスパートナーとの間にコンドーム使用などの対策をしない傾向があることが指摘されています。

また、年齢を重なることにより膣壁が薄くなり、それが性感染症へのリスクを高めます。さらに、年齢が上がると代謝効率が人によってバラつくため、投薬治療も困難になる可能性があるとのことです。


最近では、更年期における体や精神状態の変化などは、研究も盛んですし一般にも知られるようになってきました。しかし、年齢と性感染症の関係については、まだあまり認知されていないようです。

よりよいセックスライフのために、考えておくことも必要ですよね。

仲人に「初夜権」?


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「結婚するのなら相手は処女でなければならない」なんて、いかにも伝統的な考え方のように感じます。

「処女性を重要視すること」は生物学的にも説明しやすいことではあるのですが、日本の長い歴史においてはかならずしもそうではなかったようです。

7それどころか、過去には全く反対に「処女のままではこまる、処女のまま嫁に出すわけにはいかない」という時代もあったことがわかっています。

そのような風習は地方によっては昭和初期まで続いていたようで、昭和22年の新聞にもそれに関する投書がありました。ちょっと紹介します。


それによると……敗戦から間もない時のこと、福島県の某村である若者が花嫁をもらうことになったそうです。ところが、つつがなく結婚式が終了したとき、仲人が花嫁の手をひいて帰ろうとしたのです。

実はこの地域では、仲人が「初夜権」をもっており、花嫁が一人前の女性であることを証明したうえで、花婿に「下げ渡す」という伝統的なルールがあったようです。

この古い風習に猛然と反対した花婿を代表とする若者グループと、村の長老たちとの間で論争があり、結局花婿側の意見がとおった……とのことです。


このような風習はなにも福島県にかぎりません。日本全国にみられたことがわかっています。新聞に取り上げられるくらいですから、当時としてもめずらしいことではあったのでしょうが、少なくとも、昭和初期くらいまではこのような風習が残っていたのですね。
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「死」が誘う浮気心


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生物は、「自分の遺伝子を効率よく次の世代に伝えるため」に、環境によってその性行動パターンを変えると考えられています。

ETC2  9たとえば、生活に適した環境にいるときは、オスは特定のパートナーとの間に誕生した子供を育てることにエネルギーを注ぎます。

いっぽう、外敵が多かったり食料が少ないなど、生活が苦しい環境にあるとき、オスは複数のメスとセックスをする傾向があります。不特定の相手とよりたくさんの子供をつくるための行動です。

「効率」を考えると、それぞれの環境に適した繁殖戦略なのでしょうね。

メスの場合は、一生に産める子供の数に限りがありますから、オスのような行動をとることにメリットはありません。どういう環境であっても、生まれた子供に最大限の投資をします。


それでは、人間ではどうなのでしょうか?人間の男性も、苦しい環境にあるときは性行動に変化が現れるのでしょうか?

アメリカのカンサス大学の研究者たちが、2011年にこんな実験を行いました。

168人の大学生を被験者として、彼らに「自分の死について」深く考えてもらいました。実験のために被験者を苦しい環境におくわけにはいきませんから、死について深く考えてもらうことで、心理的に似たような条件をつくりだしたのです。「死を意識する=過酷な環境」というロジックですね。

その後、被験者たちに「ポルノ画像」あるいは「普通の画像」を見せ、それらの画像に対する反応を調べたのです。すると、死について深く考えた後だけ、ポルノ画像に対する反応が高まったのです(心拍数や反応速度など)。普通の画像に対しては、まったく変化はありませんでした。

また、この変化は男性のみで、女性にはなんの変化もありませんでした。


この実験は、人間の男性も苦しい環境にあるときは性行動を変化させる可能性を示しています。浮気心を防ぐためには「心安らかな生活」こそが大事なのかもしれません。
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足のサイズとペニスのサイズ


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日本では「鼻のサイズとペニスのサイズに相関がある」という話が巷でひろくささやかれています。

ETC2  7西洋にも同じような「神話」があります。それは「靴のサイズはペニスのサイズに比例している」というものです。

2002年、イギリスの泌尿器科の医師が、この話を検証するために調査を実施し、靴のサイズとペニスのサイズにはなんの相関もないことを証明しました。鼻とペニスの相関についても同様でしょう。


ところで、標準的なペニスの大きさを把握することはコンドームの開発などにおいて非常に重要ですが、ペニスの大きさはどのように測定するのでしょうか。

今のところ、医療の現場では以下の方法が受け入れられているそうです。1)弛緩状態で引き伸ばして測る、2)測る長さは恥骨から亀頭の先端までとする、3)測定は室温で行う。

とはいえ、もっとも確実な方法は、薬によって勃起させ専門医が測定するというものです。自己申告では大きめに申告する人が多いみたいですね。
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古代エジプトの経口避妊薬


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現代では「ピル」として知られる経口避妊薬。コンドームと並び、世界的にポピュラーな避妊方法です。

もっとも古い経口避妊薬は古代エジプトで登場したと考えられています。コンドームよりも誕生が古い可能性があるそうです。

6紀元前1300年頃に書かれたとおもわれる古代エジプトの医学書に、経口避妊薬について記されているそうです。しかし、今となってはどんな薬だったかはわかりません。

その次に経口避妊薬が歴史上に現れるのは、一世紀のギリシャです。ペダニウス・ディオスコリデスがのこした学術書に「シダレヤナギとビャクシンの根」が妊娠を防ぐために効果的、と書かれているそうです。


この「処方」はあながち間違いでもないようで、シダレヤナギには女性ホルモン剤に似た成分が含まれており、擬似妊娠状態を作りだして排卵を止める可能性があるということです。また、ビャクシンの根に含まれる成分には、マウスを使った実験で、受精卵の子宮への着床を防ぐ効果があることが確かめられているとか。

古代の人々はどうやってそれを発見したんでしょうね。
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喜びとしてのSEX


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機能的には、セックスは子孫を残すために行われる営みです。しかし、妊娠を期待して行うセックスよりも、快楽のために行うセックスのほうが圧倒的に多いことは明らかです。

スウェーデンで行われた調査によると、妊娠を意識したセックスは全てのセックスの2%だったそうです。

1703270 msWHOによれば、世界中で毎日一億件(!)ものセックスが行われているそうですが、そのうちで妊娠に結びつくのは100万件にも満たないということです。

私たちは、セックスを楽しみとして行なっているのです。その楽しみとは何でしょうか。快楽ですよね。ではセックスの喜びとはどれほど強いものなのでしょうか?


アメリカで行われた、ある長期実験があります。その実験では、被験者に感情が動かされた日常体験をすべて書き出してもらい、そのひとつひとつについて感情の強さの度合いを点数で表してもらったそうです。その結果は、どんな心地よい体験といえどもオーガズムの快感の足元にもおよばない、というものでした。

私達がセックスを楽しむのは納得ですね。
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人は1日に何回セックスについて考えるのか?


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男性は5分おきにセックスのことを考える…一般的に、このような事が言われています。はたして本当なのでしょうか?

ETC  28Sex on the Brain?: An Examination of Frequency of Sexual Cognitions as a Function of Gender, Erotophilia, and Social Desirability」という最近の論文で、人は一日に、どのくらいの頻度セックスについて考えているのか?が詳しく調べられました。

この調査は大学生を用いて行われました。その結果は人により大きな幅がありました。

セックスについて考える回数は、女性は1日に1回から140回。平均は18.6回で中央値は9.9回となりました。一方の男性は1回から388回。平均は34.2回で中央値は18.6回でした。

この結果は今まで知られていたような、「5分おきに考える」との俗説よりも少ないものでした。中央値から考えると、男性の場合でもせいぜい1時間に1回とちょっと、考えていることになります。

本研究でも、男性のほうが女性よりもより多くセックスについて考える傾向にあるという結果が出ました。しかし、男性の場合、睡眠や食事についても女性よりも多く考える傾向がありました。


研究者たちは、女性のほうが男性よりも少ないという結果が出たことについて、「社会的・文化的な影響が少なからずある」と考えています。つまり、このような調査においても、女性のほうが「セックスについて考えています」とは答えにくいのです。人間が何を考えているのかを調査するのも、なかなか難しいものですね。
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